岩の念い 木の念い
宮崎日向で、巨石群をたずねた。
ある場所は、神社のお社の奥に、
ある場所は、お山のてっぺん近くに、
大きいものは一辺が2メートルもあっただろうか、
巨大な角ばった岩が、明らかに意図されたかのような配置で置かれていた。
説明によれば、
あるものは神様へのお供物をのせる台として、
あるものは四方の方位を示すために、
またあるものは結界や何かの場所を示すために、置かれたのだという。
人と何か大いなるものとが交信した場所
祈りが捧げられてきた場所
念いを唱えてきた場所
何万年もの祈りと念い
不安のない平和な世への祈りと念いが
岩から滲み出て
近づくもの、手を触れるものに伝わってくる
巨石、巨木に寄せてきた古代からの念いは
今の世にも通じる祈り
平和であれ
安寧であれ
大いなるものを畏れよ と
岩は、木は、
今も祈りつづけている
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