ギッタンバッコン 2016.5.17
ギッタン バッコン
ギッコン バッタン
子どもの頃、友達と激しくギッタン!バッコン!と傾け合い、上に上がった時勢いよくお尻が板から離れるのを楽しんだり、端から端へと歩き渡ろうとして、真ん中を超えた辺りで傾きが変わるスリルを楽しんだりしたことを思い出す。
真ん中で上手くバランスを取るのも面白かった。
坐禅とは、ひとり静かに座って、感情のままに流される弱い自分と、弱い自分を冷静に見つめるもう一人の自分に出会うこと、対話すること
自分の中の二人の自分と対話することで、良いことをすれば心から喜び、悪いことをすれば素直に謝り反省し、どんな状況でも穏やかに、心豊かに過ごす
短歌を詠むことも、もう一人の自分に出会うという点で、坐禅に通じるものがある。
感動のまま言葉を並べる。
その感動に寄り添いつつ、俯瞰したところから推敲を重ねるのは、もう一人の自分。
うれしさはより膨らみ、哀しみや辛さは自分の感情から少し離れる。
心の中では、いつでも、いろんな感情がギッタンバッコン。
上がったり、下がったり、
バランスを取ろうとしてユラユラしてみたり。
坐禅を組んだり短歌を詠んだりしながら、心の中のシーソーを見つめてみるのも悪くない。
0コメント