ひとつひとつ
ひとつ ひとつ
桜の花は 懸命にひらいていく
その ひとつひとつを
初めはみていたのに
三分咲き
五分咲き と 進むにつれて
視点は
花のひとつひとつから遠ざかり
木全体をみるようになる
.
さらに
その場の何本かの木を
ひとまとまりとしてみるようになる
そして
花のひとつひとつが
どんな形で
どんな構造になっていたのかということさえ
忘れてしまう
それでいいのか?
多分サクラは それでいいと言う
そして
多分ヒトは それではイヤだと言う と思う
きっぱりとした桜
とにかく認めて欲しがるヒト
ヒトであるワタシ…… .
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