かなしみのほとり

とても静かでした
しーん しーん と
していました

20年で大きくなった木々は
パティオに
やさしい陰をおとし
緑の風をそよがせていました

ときおり
鳥たちのさえずりが
聞こえてきます
小さな花たちは 
微笑み続けています

声ではなく 
実体ではなく
ここにいる
ここで見守っている と
風になって
空気になって
漂いながら
包んでくださっているのでした

感じるけれど見えない
会いたい
感じるけれど掴めない
触れたい
声を聞きたい

今はまだ
静けさだけが
寄り添い
かなしみを深める 
しーん
 しーん と
しーん しーん 

。まみつぶ 。⚪︎。

いいこと いつでも いっこでも 空 雲 風 月 星 木 花 子ども ・・・ 天を舞う光の粒々からのメッセージ ワタシはそれを 言葉にして、音にして、宙に放つ しあわせも よろこびも いつでも あなたの周りに溢れている

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