天使からのギフト

空いた座席に腰掛けようとして
少し先の斜め向こうに立って
ぐずり出していた女の子に譲った
大人一人が掛けられるだけのスペースに
両脇に赤いシートを余らせて
ちいさな女の子がちょこんと座る
嬉しそうにお母さんを見上げ
少し照れたようにこちらを見る

二駅ほど座ってから
女の子はぴょこんと座席からおりたった
ありがとうございました
あまりにも丁寧に
あまりにも自然に、唐突に声をかけられ
思わず
どういたしまして
とだけ返す

ありがとうとどういたしましての機会を
ありがとうございました



。まみつぶ 。⚪︎。

いいこと いつでも いっこでも 空 雲 風 月 星 木 花 子ども ・・・ 天を舞う光の粒々からのメッセージ ワタシはそれを 言葉にして、音にして、宙に放つ しあわせも よろこびも いつでも あなたの周りに溢れている

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