夜が明ける 君の朝が明らむ
偶然に意味を見つけたがるのが人間
そんな記述に出会った
ああそうだなぁと思う
そうなのかもなぁと思う
そうかなぁ、と思う
そうだろうか？ と思う
自分が意味づけていると思っているのなら
そうなのだろう
しかし
そもそも大いなる流れの中にいるのだという認識に立つなら
そこに大いなるものの働きがあると感じるだけのこと
こちらの意思ではなく
力を抜いて
俯瞰したときに
感じられるもの
ストンと腑に落ちる感じ
心の流れが
一層滑らかになる感じ
それは偶然への意味づけなのだろうか
あからむ（明・紅）空に
残れる月の美しい朝
君の朝も今
明けようとしている
君という堰きによって
川の流れはどう変わろうというのか
君の拘り、踏ん張りという
この小さな変化は
川の流れを
美しく面白くする
しかし
俯瞰すれば
その川も
蕩々と湛えられ
ゆったりと豊かに流れている大河の一部
大丈夫
尖ってみても
潜ってみても
君という石はそこにある
君によって作られる川の小さな変化は
美しい
君が君の人生を
踏ん張って生きていく姿を
応援したい
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