新しい毎日

誘われて銀座のギャラリーへ。
浅井竜介さんという陶芸家の個展「聖なる旋律」を開催していた。
茶道のお茶碗や茶道具、花器、皿、ぐい呑などが、
静かに、それぞれの個の光を放って置かれていた。
自由に手にとってみていいと言う。
手に取られて喜んでくれているように感じる。
ひいらぎが生けられて置かれている花器は
植物との二重奏を楽しみながら
自信に満ちた顔をしている。

「お抹茶を点てましょうか。好きなお茶碗を選んでください」とオーナーの青野惠子さん。
「新しい毎日」というタイトルに惹かれて、縁が薄く流線型の黒色に近いお茶碗を選ぶ。
「ヘミングウェイの『老人と海』にある言葉なんですよ」と竜介さん。
手に馴染む感じ、
口の当たりのよい曲線、
柔らかな穏やかな一服をいただいた。

「ぐいのみ」と名付けられていた片手で握るのにちょうどよい大きさの器を一つ買い求めた。
竜介さんは「朝のお茶も、昼のコーヒーも、夜の一杯も、これ一つで楽しんでいる」そうだ。
温かいものを冷めないうちに飲みきれる
ちょうどよい量が入るとのこと。

明日からの「新しい毎日」を
私もこの器で迎えたいと思う。




。まみつぶ 。⚪︎。

いいこと いつでも いっこでも 空 雲 風 月 星 木 花 子ども ・・・ 天を舞う光の粒々からのメッセージ ワタシはそれを 言葉にして、音にして、宙に放つ しあわせも よろこびも いつでも あなたの周りに溢れている

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