エールの交換
卒業式のシーズンを迎えて
エールの交換があちらでもこちらでも。
卒業だけではないね。
もしかしたら、いつでも。
ある場から別の場へ、
気持ちの面で次のステージへ上がるイメージを持っている人もいるかもしれない。
そんなすべての人へ、耳には聞こえないエールが、
気がつくと街中に溢れている。
昨日、学童保育にきていたK君は
アイロンビーズを
「いままでありがとう」という文字に並べ
転任する校長先生へのプレゼントにすると
帰る時間を遅らせてまでも作っていた。
ありがとうの気持ちが、
一所懸命に作り上げる気持ちと時間が
きっと先生へのエールになる。
一昨日相談に乗ってくださいと話しかけて来てくれた30歳の若い友人二人は、
「やるしかないって感じなんです」と、
仕事にも家庭生活にも直結はしていない関わりに、
どうしたらもっとよくなるか、発展させられるかと、愛とエネルギーを注いでいる。
そういう人たちへ、花は、蕾は、精いっぱいのエールを送っている。
「みずから光らないものは他から光を受けて光る」
みずから光ろうとしなくていい。
他の光となるように、他の光をより輝かせる力となるようにエールを送ればいい。
その姿が美しいではないか。
強く大きく、万人から賞賛を浴びるような光ではなくとも、その輝きは尊く清らかではないか。
美しいエールの交換が今日も行われている。
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