空っぽ
演奏会が終わり
お客様のお見送りをし
衣装を着替え
荷物をまとめてから
もう一度ステージに行ってみる
がらんとした空っぽの箱が
そこにはあった
人ひとりいない
音ひとつしない
がらんどう
ホールはhallだったのか
holeだったのか
さっきまで
ここには本当に
何かあったのだろうか
何かが生まれ、何かを
持ち帰ってもらえたのだろうか
魔法だったのだろうか
魔法だったのかもしれない
目に見えない、触れることができない、
消えてなくなる・・・
あ、生きている毎日も、同じ・・・?
。まみつぶ 。⚪︎。
いいこと いつでも いっこでも 空 雲 風 月 星 木 花 子ども ・・・ 天を舞う光の粒々からのメッセージ ワタシはそれを 言葉にして、音にして、宙に放つ しあわせも よろこびも いつでも あなたの周りに溢れている
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