目 芽 🌱

朝駅に向かう道
背筋が伸びて
足先までピン
無言の人の流れに
すっと乗らざるを得ない
高速道路の合流のように

朝の配達の人が
商店街の一店でシャッターを開けていた
その様子を振り返り振り返り見る子
手を大人に引かれ
足は前に進むも
心は開けられるシャッターに釘付け

思わず大人も振り返る
が足は緩めない

あの幼な子の目に
シャッターが開くという光景は
どのように写っていたのだろうか

朝陽に光る葉
葉には
闇から現れ明るく照らし出す陽の光は
どのように感じられるのだろうか

大きな金木犀の木
枝先に赤い新芽
あの新芽たちは
この春の氣をどのように感じているのだろうか

目も芽も
何を見て感じて
何を受け取っているのだろうか
言葉になる前の
言葉では限定できない
大きく広く深いなにかを
私たちは皆受け取っている
吸って吐くように
受け止めたものを私たちは表出する
意識して
意識することもなく
私たちはいつも何かを表現している

目をあけて
芽を伸ばして
生きて 歩いて 呼吸して


。まみつぶ 。⚪︎。

いいこと いつでも いっこでも 空 雲 風 月 星 木 花 子ども ・・・ 天を舞う光の粒々からのメッセージ ワタシはそれを 言葉にして、音にして、宙に放つ しあわせも よろこびも いつでも あなたの周りに溢れている

0コメント

  • 1000 / 1000